第2724回(1月28日)
場所:多摩信用金庫国分寺支店3階
司会:土井SAA委員
会長の時間:井口会長
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・報告
会員のお父様がお亡くなりになり、会長と幹事でお通夜に参列し、ご冥福をお祈りしてまいりました。通夜、葬儀とお手伝いいただきましたメンバーの皆様に御礼申し上げます。
・RYLArian 小栁ゆめかさん
代々木のオリンピックセンターにて、小栁さんのRYLA修了前のプレゼンを拝見いたしました。笑顔と元気がとても光り輝いていました。内容も素晴らしく、今までの公務員の概念を超えて素晴らしい行政サービスを提供していただけるのではないかと期待しています。
・60周年に向けて
今週は、会長職として、30日に多摩中グループ協議会の新年会に参加させていただきます。31日は消防4団体の新年会に参加させていただきます。気がつけばあっという間の1ヶ月でした。
来週からはいよいよ2月です。昨年の私は、年が明けてから7月までの時間をとても早く感じました。 60周年実行委員会にて次年度の準備を、さらに進めていただけると大変うれしいです。
表彰式
司会:照木ロータリー財団委員長
第1回米山功労者:井口会長
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マルチプル・ポールハリス・フェロー
・4回目:近藤会員
・3回目:馬場会員
・1回目:井澤会員、萩原会員、岡田会員
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幹事報告:清水幹事
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【今後の予定】
2025年2月4日(火)多摩信用金庫国分寺支店3階
・11:00 理事会
・12:30 通常例会(イニシエーションスピーチ 吉田圭一郎会員、榎元崇会員)
・18:00 第1回炉辺会合(ごなんぼ)
【その他】
J:COM特別番組「令和7年国分寺市成人式」に協賛しました。
委員会報告
ロータリー財団委員会:照木委員長
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(1)田中靖ガバナーエレクトの国際協議会壮行会
1月23日(木)に飯田橋のソンブルイユで田中靖ガバナーエレクトの国際協議会壮行会が開催され、パストガバナーなど90名が参加しました。私はロータリーの友2750地区代表委員のため参加しました。
(2)ガバナー月信1月号
ステファン・アーチックRI会長が強調することは、DEI-B。Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)、Belonging(帰属意識の持てるクラブに:あなたはクラブに必要)。
残念ながらトランプ大統領は反DEI:性別は男性と女性の2つのみとする。
(3)2024月12月は「疾病予防と治療」月間
ロータリーは世界ポリオデー2024の動画配信(YouTube)を実施した。
①ポリオ概略
・ポリオの治療薬は無く、唯一ワクチン投与で予防できる。
・1960年北海道で大流行し、5,000名がポリオに罹患した。
・1979年フィリピンで大流行。ロータリーは21万$(2,300億円)を寄付。30億人以上の子どもにワクチンを投与。
②ビル・ゲイツ
・ポリオは家族を破産させ、都市全体を閉鎖し、米国大統領を車椅子に乗せた。(第二次世界大戦中の米国大統領はフランクリン・ルーズベルト、39歳で罹患した)
・2023年:アフガニスタン、パキスタンで12人までに減少。あと少し。少なくとも2,000万人を感染させずに済んだ。
・2024年:インド ポリオ撲滅10周年
・暴力的な紛争、気候変動、世界的大流行は世界中の保健システムを崩壊させた。
・ビルゲイツ財団は年間5,000万$(75億円)を上限に、ロータリー寄付の3倍を寄付。
・資金調達のみならず、意識向上キャンペーンなど根絶活動に携わる素晴らしいパートナーであるロータリーに感謝。
・2021年、変種ポリオに対応するため開発したワクチン投与を開始。
③尾身さん
・WHO太平洋地域ポリオ根絶の立役者
・中国の1990年はじめはポリオだらけで、2000年に根絶を目指した。ベトナム、カンボジアも同様。問題は資金調達。ロータリーが1億円寄付した。これが呼び水になり政府、企業が出資を始めた。ロータリーに感謝。
(4)財団室ニュース12月号(2024年)
①2023年2月6日、トルコ、シリアで80年ぶりマグニチュード7.8の大地震が発生。5万人以上が死亡、10万人以上が負傷。100万人が家を失った。ロータリーは支援を続けている。ロータリー財団災害支援基金に寄せられた寄付は270万$(4億500万円)。グローバル補助金は140万$(2億1,000万円)
②野生型ポリオウイルスによる症例数
・2025年1月1日~:計78件(パキスタン55件、アフガニスタン23件)
・2024年:計12件(パキスタン6件、アフガニスタン6件)
ポリオはあと少しでなく、増えています。今後もポリオ撲滅の活動継続が必要。
出席報告:井澤委員
会員数:43名 免除:3名 メーキャップ済:2名 欠席:0名 出席率:100%
ニコニコボックス:井澤委員
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岩田様(東京小平RC):本年も宜しくお願いいたします。井口会長・清水幹事:RYLA報告会にて小栁ゆめか様のスピーチを会員の皆様と共有できることを楽しみにしております。小栁様どうぞよろしくお願いいたします。藤岡会員:ライラリアンの小栁ゆめか様によるRYLA2024受講報告を楽しみにニコニコします。森会員:年令75歳になり今ゴルフ前から打てるようになり、4勝したのでニコニコです。
RYLArian報告会
RYLAの概要説明:藤岡委員
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1.RYLAとは?
青少年指導者養成プログラム(Rotary Youth Leadership Award)といいます。『リーダーシップを
発揮したい、自分の可能性を広げたい、世界を変えたい』そんな青少年達の考えを実現するための第一歩となるのがRYLAです。ロータリークラブまたは地区が実施するプログラムで、若い人たちが新しい友人をつくり、楽しみながらリーダーシップのスキルを磨きます。
2.RYLAでできること
・コミュニケーションや問題解決のスキルを磨く
・学校や地元地域で活躍できるリーダーとなる方法を発見する
・地元を動かすリーダーによる指導、意欲を高めるような講演、仲間との交流を通じた学び
・自分の可能性を発見し、行動へとつなげる
・楽しみながら、生涯続く友情を培う
3.RYLAの歴史
1956年にオーストラリアではじまり、1971年にはロータリーの国際組織であるR.Iにとり上げられ、RYLA「ロータリー青少年指導者養成プログラム」として位置付けられます。
その後、世界的なプログラムに発展し、1973年にはアメリカで、1974年にはフランスで、さらに1976年には日本でも始められました。
4.RYLAの目的
・若い人々とロータリアンとの交流
・若い人の指導力と善良な市民精神という資質を伸ばすこと
・選ばれた指導者の資質をもつ者に訓練の経験を積ませ、その資質の発展と向上を奨励し援助する
・参加者が自分達の地域社会に奉仕する為の関連した技術、知識あるいは人間関係等を学ぶ
【ロータリークラブがRYLAに参加する意義】
1.未来の担い手を育てる
地域や世界の課題に取り組むために、多くの若いリーダーが求められています。ロータリーの五大奉仕部門の一つである青少年奉仕は、リーダーシップ育成を通じて若者の成長を促すことを重視しています。
RYLAは、地元の有望な若者を育て、青少年奉仕を実践する機会となります。このような支援を通じて、若者たちの意見を形づくり、行動に移すためのスキルを磨くことができます。
2.つながりを築く
RYLAはロータリーの若い参加者が互いにつながり、協力しあう絶好の機会です。ロータリー青少年交換の留学生、ロータアクトにも参加してもらい、このようなつながりを促します。ロータリーについて学びながら、社会貢献をめざす仲間たちと出会うことができます。
3.参加者の基盤を広げる
多くの若者にとって、RYLAはロータリーとの初めての接点となります。国際ロータリーの推定では、毎年5万人以上がRYLAを通じて初めてロータリーと接点を持ちます。つまり、RYLAは若いリーダーと関われるだけでなく、ロータリーとの生涯にわたる繋がりを育む素晴らしいチャンスとなります。ロータリーを通じて得られるさまざまな機会についてRYLA参加者にしつかりと理解してもらい、参加者の年齢や目的に応じたクラブヘの入会を勧めましょう。
【スポンサークラブの役割】
①受講生の発掘と面談および推薦
②受講生の受講料の負担
③式典への出席
RYLA2024に参加して:小栁 ゆめか 様
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皆さんこんにちは。小栁ゆめかと申します。本日は、私のRYLA2024での経験談と、そして、そこで得た私自身の夢についてお話しいたします。
私は、RYLA2024に参加させていただきました。そこでは、さまざまな他の参加者との出会いがあり、中には、大学生ながら起業している方などもおり、私にとって、とても刺激になりました。
私は3日間で全ての方とお話しできました。その中で、特に印象深かったできごとがあります。私は、過去の自分自身を振り返るというテーマの講義で2人の大学生の男の子と一緒になりました。
そのセッションで、私は生まれ育った国分寺への地元愛を話したところ、2人から意外なほど驚かれました。理由を聞くと、2人とも、地元愛を感じたことはあまり無いというのです。1人は、両親の仕事の都合で、今まで日本各地や海外を転々としながら育ってきた子でした。その子は、そこで出会った人への愛着はあれども、土地への愛着というものはピンとこないと話してくれました。
もう1人は、生まれ育った場所が埼玉県の川口市でした。川口市には、今外国人が増えすぎてしまっていて、どんどん日本人が転出してしまっている状況なのだといいます。知っている人も減って、町も前より汚くなってしまって、もう今となっては、そこは自分の地元とはあまり感じられない場所になってしまったと彼は話してくれました。
そして、2人は、「自分の生まれ育った町を大切だと思えることは貴重な事で、あなたの経験から得られた個性だと思う」という内容を言ってくれました。
私はこれまで、自分の地元愛を人に語ることが少し気恥ずかしいことだと思っていたのですが、この経験を経て、自分の個性として、この価値観が愛おしくなりました。気恥ずかしい気持ちは無くなりました。
このように、他の参加者との交流によって自分の価値観を客観視でき、新たなアイデンティティを発掘できた事、これが、わたしがRYLAで得られた最も大きな経験です。
続きまして、私自身の夢について話をさせていただきます。
RYLAでは、世界で活躍する起業家の方のお話や、世界での活躍を目指す同世代にたくさん出会いました。そうした結果みつけた私の夢は、広い世界をこの手で変えること!!!!…にはなりませんでした。私の夢は、やっぱり国分寺にあるんです。その夢とは、国分寺市をもっと一人一人の個性が輝く街に変えることです。
RYLAを経ても、一番身近で小さな地域社会を変えていきたいと思った私の夢の原点から、お話しをさせていただければと思います。
私が国分寺をもっと輝かせたいと思った最初のきっかけは、とあるヒーローです。皆様はヒーローと聞いて何を思い浮かべますでしょうか?アンパンマン、ウルトラマン、戦隊ヒーロー、プリキュア…時代と共に移ろいつつも、ヒーローと言う存在は、いつも私たちに夢を与えてきてくれました。私も多くの皆さんと同じ様に、とあるヒーローから夢と希望を与えられたんです。
それは、中学生の時に出会った仮面ライダーWというヒーローです。このシリーズは、風都という架空都市が舞台です。探偵業を営む2人の主人公が、街で起こる事件を解決していくストーリーで、日本や世界ではなく、主人公が生まれ育った風都というひとつの町を守る物語である点が大きな特徴です。
自分にとって1番身近で大切な存在をまっすぐに守っていこうとするそのまなざし、情熱、生き様は、それまで夢のなかった当時12才の私の心を打ちました。かっこいい!!私も、自分のまちを守っていきたい!そう感じたんです。
そんな憧れを抱いて、国分寺市役所に就職しました。
自分に何ができるのかもわからないまま配属された部署は課税課住民税係。今現在まで6年間その部署に在籍しております。
国分寺。私は小さい頃から、このまちのたくさんの人に支えられて生きてきました。実家の直売所に来てくれる近所のおばちゃんたちに、とっても可愛がってもらった幼少期。地元の友達と毎日遊んだ小中学生時代。市役所に就職してからも、職員やお客さんも含めて、国分寺の人たちはいつも優しかったです。国分寺は私にとってそんな温かい思い出がいっぱい詰まった大切な町です。
そんな町が褒められると、私は自分のことのように嬉しく、反対に、けなされると腹が立ちます。少し大きい言葉で言うと、それはまさに、国分寺が既に私の1部であるからだと思います。
今回のRYLAのテーマ、それは「人生を輝かせよう!」でした。私はこの3日間、自分にとってそれがどういう事なのかを考え続けました。
自己分析、マインドフルネス、ロジカルシンキング、グループワークなどの講義で様々な参加者の方と関わるうちに、私は、「私にとって、私の人生の一部が国分寺なのであれば、国分寺を輝かせることこは自分の人生を輝かせることに繋がる」と気づきました。
ですが、私は国分寺市役所で働く中で、私は街を輝かせるのに障害になっているものがあるんじゃないかということも感じています。その障害は、市民を幸せにする存在であるはずの国分寺市役所自身です。
それを実感してしまったできごとがあります。私は課税課で働きながら、もっと地元の人と関わりたいという思いがあり、2年前に、市がやっているまちづくり人材を育てるワークショップに参加していました。その中で、私はある女性と知り合いました。
彼女は元々、東山道(国分寺市役所新庁舎前の道)のあり方を考えていました。広くて、駅からも近くて、人通りもある。しかし何に使われていることもない道が、彼女はもったいなく感じたそうです。「どうせなら、マルシェなどの楽しいイベントを開き、あの場所を人が集まる素敵な空間にできないか。」彼女はそう考えていました。しかし、市文化財の保護の部署がそれに大反対しました。
「あの道は文化財であり、現状のまま静かに保護すべきものだ。イベントを開く事は認められない。」と、彼女は言われてしまいました。彼女は諦めず、資料を用意して頑張って働きかけました。結果、一度チョークアートのイベントを実現させることはできましたが、それっきりです。彼女は疲れてしまったと言っていました。最初は輝いていた彼女の目が、疲れちゃったと言った時の目に変わってしまったのが、私には本当に悲しかったです。
私も国分寺市民であり、市役所職員でもあります。両方の立場がわかるんです。職員の方が言うように、できないことは存在するし、ルールは守らなければなりません。それが大原則です。でも、あんなに町を良くしたいと思ってくれた彼女の気持ちを、できる事なら私自身がもっと助けてあげられなかったのか。私は今もそのことを悔やんでいます。
私は地域で自分の個性を生かしてこういうことがやりたいんだ、と言う人がいたときに、目的は?規模は?本当に誰にも迷惑がかからない?と管理し、制約で縛る行政と戦うことに疲れてしまう人たちを、私は地域での活動の中で他にも見てきました。
地域社会の幸福を実現するために、私ができる事はなんだろう。と、私は考えました。
市役所の中にも、色んな人がいます。市民のやりたい事に対しても規則を徹底し、管理して、安心安全を守る。新しい事はやらずに今まで通りやっていくのが1番無難!という立場。私はそれも間違いではないと思います。
でも、まちの魅力創出に繋がることにおいてはどうでしょうか?市民と行政が一体となって、規則の範囲内で、どうやってみんなを幸せにできるかを考え、色んなアイデアを出して、それを真剣に実現させる。それによって生まれるまちの魅力って無限にあるんじゃないかとも思うのです。
職員の意識改革を行い、今よりもっと、市民と行政の距離を縮めていきたい。そして、あんな悲しい目をした人を1人でも減らしたい。それが私の夢です。きっとその先に、個性の輝きあふれる街の実現が目指せると思うからです。私は行政と市民の架け橋となり、この夢を絶対に実現させます。
私はRYLA2024で、たくさんの友達を作ることができました。また、国分寺市を良い街にしたいと思った自分の原点を振り返ることができました。さらに、国分寺が好きだと再認識し、それを自分の個性として誇れるようになりました。そして、私にとって人生を輝かせる事は、国分寺市を輝かせることだと決意する事ができました。
RYLAに参加するまで、私の夢は今よりも漠然としたものでしたが、この研修で私は自分の夢をこうして言葉にする事ができました。研修中、いつも優しく助けてくださった藤岡様、そして、ご支援、ご推薦いただいた東京国分寺ロータリークラブの皆様に改めて御礼申し上げます。
最後に、これから、国分寺市、そして東京国分寺ロータリークラブ様および私自身が未来に向かってより良く進化していきますよう、願いを込めて、最後は私の原点であるヒーローのこの言葉で締めくくらせていただきます。
「変身!!!!」
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