東京国分寺ロータリークラブ
多摩中グループ 国際ロータリー第2750地区

例会報告2026-27

第2785回・第2786回 例会報告(9月1日・9月8日)

2026年9月14日

第2785回(9月1日)東京武蔵国分寺RC合同例会

会場:ホテルエミシア東京立川

司会:土井SAA委員長

お客様紹介:池田会長

・武藤 英正 様 (国際ロータリー第2750地区 ガバナー)
・宍戸 隆介 様 (国際ロータリー第2750地区 多摩中グループ ガバナー補佐)
・鈴木 豪 様  (国際ロータリー第2750地区 地区幹事)
・鈴木 望  様 (国際ロータリー第2750地区 多摩中グループ グループ幹事)
・富永 義博 様 (東京国分寺RC 名誉会員)

会長の時間:池田会長

 本日はガバナー公式訪問という大変意義のある機会に武藤ガバナーをお迎えして、親子クラブ合同で例会が開催できることを大変うれしく思います。そして、武藤ガバナーをはじめとする2750地区の担当役員の皆様、ご多忙の中、私たちの例会にご出席いただきまして誠にありがとうございます。クラブを代表いたしまして、心より歓迎申し上げます。
 さて、本日この例会に先立ちまして、会長幹事、会長エレクトの3名でガバナーとの懇談会に出席させていただきました。懇談会の中では、武藤ガバナーよりいろいろなお話を聞かせていただき、ガバナーの人となりや国際ロータリー第2750地区での取り組みを知ることができ、大変有意義な時間となりました。
 現在、会員数減少という問題を抱えている当クラブですが、単に会員増強に力を注ぐだけではなく、武藤ガバナーから頂きました「ホスピタリティあるクラブ文化の醸成」という言葉を大切にして、クラブ会員一人ひとりに目を向けて、温かいフォローや「参加促進」を通じてクラブ会員の退会防止にもしっかり取り組んでいきたいと再確認できる懇談会になりました。本日この後の武藤ガバナーによる卓話も大変楽しみにしております。
 両クラブの会員の皆様、本日もどうぞよろしくお願いいたします。

東京武蔵国分寺RC 新会員入会式:松本会員

幹事報告:奈須幹事

【9月の例会予定】
・9月8日(火) 理事会 クラブ協議会(クラブ運営について) 多摩信用金庫国分寺支店3F
・9月15日(火) 夜間例会 18:00 ※詳細は後日ご案内させていただきます。
・9月22日(火) 休会 RI規定祝日週(21日敬老の日)
・9月29日(火) 卓話 多摩信用金庫国分寺支店3F

【主な行事日程】
・9月12日(土) 14:30 第2回米山記念奨学生 カウンセラーセミナー アルカディア市ヶ谷 私学会館
・9月12日(土) 17:00 米山記念奨学生・ロータリアン初秋の懇親会 アルカディア市ヶ谷 私学会館
・9月29日(火) 18:00 第8回多摩中グループ協議会 ホテルエミシア東京立川3F「ベリタ」 
・10月28日(水) 8:00 2026-27年度 国際ロータリー第2750地区 第94回多摩中グループ親睦ゴルフ大会 青梅ゴルフ倶楽部

委員会報告

出席報告:大髙委員長

会員数:38名 免除:1名 メーキャップ済:1名 欠席:5名 出席率:86.84%

ニコニコボックス:大出委員長

【池田会長・奈須幹事】本日は武藤ガバナー様、宍戸ガバナー補佐様、鈴木地区幹事様、鈴木グループ幹事様、ガバナー公式訪問合同例会へようこそお越しいただきました!!小栁会長様、白木幹事様はじめとします武蔵国分寺ロータリークラブの皆様、本日はよろしくお願いいたします。また、武藤ガバナー様におかれましては、卓話の方よろしくお願いいたします。楽しみにしております。有意義な時間になりますようニコニコいたします。【谷田会員】9月になりました。暑さもピークを越えました。うちの工場は窯があるので、夏場はキツイ職場です。これから過ごしやすくなることに、ニコニコします。

卓話

国際ロータリー第2750地区 ガバナー  武藤 英正 様

 皆様、こんにちは。本日は東京国分寺ロータリークラブ、並びに東京武蔵国分寺ロータリークラブの皆様に、このように温かくお迎えいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
 私は1959年、東京の世田谷で生まれました。大学を卒業後は写真家として歩み始め、広告の世界に身を置いておりましたが、結婚を機に建設業へと転身いたしました。現在は建設会社と不動産会社を経営しております。ロータリーとの出会いは2000年、青年会議所を卒業してすぐのこと、入会から26年目を迎えております。

 それでは、2026-27年度の国際ロータリー会長、ナイジェリア出身のオラインカ・ハキーム・ババロラ氏をご紹介します。彼はかつてローターアクトとして活動していた際、ロータリーの例会場を訪れ「招待状がなければ入れない」という厳しい洗礼を受けました。しかし、彼はこう切り返したのです。「子どもが親の家に入るのに招待状が必要だとは知りませんでした。ロータリーは、良いことをしたいと願うすべての人にとって温かい我が家であるべきです」。この「我が家」という信念こそが、今期のテーマの根底に流れています。
 ババロラ会長が掲げたテーマは、「持続可能なインパクトを生み出そう(Create Lasting Impact)」です。ここで重要なのは、単なる「変化(Change)」で終わらせないことです。変化はプロセスの始まり、いわばスタート地点に過ぎません。私たちが目指すべきは、その変化が次世代へと受け継がれ、地域社会を形作り続ける「インパクト(レガシー)」です。
 ババロラ会長は、「競うべき相手は他クラブではなく過去の自分たちである」と説いています。皆様のクラブにおける過去5年から7年の最高の記録を振り返ってみてください。会員数、寄付額、そして奉仕の成果。それら過去最高の自分たちを一歩でも超えていくことで、2030年の会員増強目標へと近づいていく。「グッド」から「ベター」、そして「ベスト」へと歩みを止めない成長モデルこそが、持続可能なインパクトを生む唯一の道なのです。

 本年度の地区テーマは、「行動と連携で紡ぐ、未来への贈り物」といたしました。サブタイトルには「青少年に託す平和の種」という思いを込めています。私は、ロータリーが掲げる7つの重点分野の中でも、特に以下の3点を「循環する贈り物」として重点的に推進してまいります。
・平和:すべての活動の土台です。民間レベルでの交流と異文化理解こそが、物理的な衝突のない世界をつくる基礎となります。
・教育:未来を担う人を育むことです。ロータリーファミリーとして学んだ子どもたちが、これからの世界を変える力となります。
・環境:未来そのものを守ることです。どれほど平和でも、住める地球がなければ未来はありません。
 具体的施策として取り組む「フードパントリー」は、まさにこの3本が交わる事業です。単なる物資支援ではなく、地域と連携して「食品ロス(フードロス)」を削減することで環境を守り、地域社会で支え合う持続可能な仕組みを次世代へ贈ることを目指します。

 私のロータリーへの情熱の原点は、2001年の出来事でした。入会間もない頃、先輩から「君のところでホストファミリーが決まったから」と突然告げられ、私の不安をよそにフィンランドから身長178cmのチアリーダーの女の子がやってきました。彼女が我が家の庭で見事なバク転を披露した際、当時まだ幼かった私の娘が「あのお姉ちゃんとは一緒に暮らせない」とその迫力に圧倒されていたのを今でも笑い話として思い出します。
 しかし、共に暮らす中で気づかされたのは、日本の文化を教えるつもりが、教えられることの方が遥かに多かった」という事実でした。彼女が母国で医師や通訳として活躍する姿を見るたびに、これこそが平和の原風景だと確信いたします。
 青少年交換、RYLA、ローターアクト、インターアクト。これらのプログラムを通じて若者たちに投資することこそが、私たちが世界に蒔くことができる「平和の種」です。
 この個人の経験から得た「平和への確信」を、組織として確固たるものにするために、本年度は以下の3つの柱を重視いたします。
 1つ目は「3-year Rolling Goals」の継承です。伊藤年度・田中年度から引き継いだバトンを、総仕上げとして確実に着地させます。
 2つ目は「地区DX委員会の新設」です。Google ドライブ等を活用し、活動データを次世代へ引き継ぐインフラを整備します。これは、後任のリーダーたちが過去の知恵を未来へ繋ぐための取り組みです。
 3つ目は「ホスピタリティあるクラブ文化の醸成」です。時間をかけて醸造し、深い味わいを引き出すように、クラブの雰囲気も丁寧に作り上げていきましょう。特に「入会3年未満の会員」に対するケアが鍵となり、疎外感を感じることなく、「ここが自分の居場所だ」と思える温かいフォローこそが、退会防止とクラブ活性化の源泉となります。

 皆様の結束をさらに深めるため、今期は3つの重要行事を予定しております。
・世界ポリオデー 2026年10月17日(土):東京タワーにて開催します。タワーを暗点させ、再点灯させる瞬間は、ポリオ根絶への決意を世界に示すシンボルです。ぜひスマートフォンを手に取り、その感動をSNSで世界中に拡散してください。皆様の発信がロータリーのパブリックイメージを高めます。
・地区大会 2027年2月17日(水)・18日(木):グランドプリンスホテル新高輪、国際館パミールにて開催します。地区の結束を再確認する熱い2日間にいたしましょう。
・国際大会inバルセロナ 2027年6月26日(土)~30日(水):会場は14世紀のゴシック建築「ラ・ロンジャ・デ・マル(La Llotja de Mar)」を確保しました。かつて「商品取引所」として栄え、若きピカソも通った歴史的建造物です。2580地区との合同開催という、ロータリアンが一つになる歴史的な夜を共に過ごしましょう。

 「行動と連携」こそが、未来を変える唯一の手段です。皆様一人ひとりの「内なる変化」が波紋となり、世界へと広がっていく。その歩みこそが、私たちが未来へ残すことができる最高の贈り物となります。
 東京国分寺ロータリークラブ、東京武蔵国分寺ロータリークラブの皆様、ババロラ会長が掲げる「温かい我が家」のようなクラブを共に築き、素晴らしい2026-27年度を創り上げてまいりましょう。

謝辞:小栁会長(東京武蔵国分寺RC)

第2786回(9月8日)

会場:多摩信用金庫国分寺支店3階

司会:吉野委員

会長の時間:池田会長

 本日の会長の時間は、2750地区の青少年交換委員会が行っている「ロータリー青少年交換プログラム」についてお話させていただきます。
 「交換」と名がついているので留学生を送り出す方の「派遣」と、留学生を迎え入れる「受入」の2つに分けることが出来ます。私たちのクラブは、どちらかというと留学生を派遣するスポンサークラブとして長年このプログラムに貢献しております。ここ数年でも清田さん、清瀬さん、そして今まさにブラジルのクリチバに留学中の一色さんをスポンサークラブとして海外に派遣留学させていただいております。
 今回は、派遣する方ではなく、留学生を受け入れるホストクラブについて考えてみました。
 理由は2つありまして、1つは、2750地区青少年交換委員会の方からホストクラブになってほしいという要望が来ていることです。当クラブは2750地区中でも青少年交換プログラムに貢献している数少ないクラブの1つでしょう。だからこそ派遣する側だけではなく、10年ぶりにそろそろ受け入れる側のホストクラブになってほしいという地区の要望は十分に理解できます。
 もう一つの理由は、今回、中村早苗会員がイタリアからの留学生レベッカさんのホストファミリーになったことです。受入のメインのホストクラブこそ世田谷ロータリクラブですが、半年近く中村早苗会員宅にホームステイすることになります。先週の会長の時間でも話しましたが、様々な例会や奉仕事業などに参加してくれるレベッカさんを皆で温かく迎え入れ、積極的にコミュニケーションを取っていくように心がけましょう。まずは個人的にできることからで構いませんのでホストファミリーの中村早苗会員のサポートをしていきましょう。
 そして数年後に順番が来るかもしれない、ホストクラブとして海外留学生を受け入れる体制の準備に繋がっていくことを望んでいます。本日もよろしくお願いいたします。

贈呈式

創立60周年記念寄贈品贈呈:多摩信用金庫 国分寺支店 吉野支店長

幹事報告:奈須幹事

【9月の例会予定】
・9月8日(火) 理事会 クラブ協議会(クラブ運営について) 多摩信用金庫国分寺支店3F
・9月15日(火) 夜間例会 18:00 鉄板ダイニングみやじま亭
・9月22日(火) 休会 RI規定祝日週(21日敬老の日)
・9月29日(火) イニシエーションスピーチ(吉野会員) 多摩信用金庫国分寺支店3F

【主な行事日程】
・9月12日(土) 13:30 第2回米山記念奨学委員会セミナー・米山記念奨学生懇親会 アルカディア市ヶ谷 照木会員
・9月13日(日) 14:30 国際ロータリー青少年交換プログラム 2025-26年度派遣生帰国報告会・2026-27年度来日生歓迎会・2026-27年度派遣候補生合格証授与式・懇親会 オリンピック青少年センター 中村会員
・9月25日(金) 16:00~ 次年度地区 2027-28年度ガバナー補佐セミナー ガバナー事務所 中村会員
・9月29日(火) 18:00 第8回多摩中グループ協議会 ホテルエミシア東京立川 宍戸G補佐・鈴木G幹事・会長・幹事

【委員会開催予定】
・9月1日(火) パスト会長会 次々年度指名委員決定 パスト会長
・9月8日(火) パスト会長会 指名委員会委員長決定 パスト会長

【その他】
・熊本地震への義援金の件:11万118円を寄付(皆様からの義援金約6万円と遺族基金5万円)。
・10月17日に世界ポリオデー2026in東京タワーが第2750地区で開催されます。一人でも多くの参加をお願いします。
・2027年6月26日~30日に、RIバルセロナ国際大会2027が開催されます。9月17日~21日に登録開始で  す。多くの参加をお願いします。
・クールビズ期間:7月1日~10月31日(個別に服装の指定をした日は除く)
・9月のロータリーレート:160円

委員会報告

ロータリー財団委員会:照木委員長

(1)8月18日、お茶の水ソラシティでクラブ活性化ワークショップが開催された。萩原パスト会長、藤岡パスト会長、荒井会員、私は池田会長指示で参加。講師は四宮孝郎氏で、関西のパストガバナーでRI理事。大いに参考になった。
・121年前の1905年2月23日にロータリーは誕生した。
・2025年12月世界の100年企業は80,000社、日本は46,708社。
・会社もロータリーも時代に合わせた変革が必要だが、変えてはならない中核的価値観がある。それは、ロータリーでは奉仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップと4つのテスト「①真実かどうか、②みんなに公平かどうか、③好意と友情を深めるか、④みんなのためになるかどうか」
・世界では毎年15万人がロータリー新会員になり、16万人が退会している。10%は1年未満、48%は3年未満で退会。
・日本では6月30日時点で、227のクラブが終結した(2クラブは合併)。

【ロータリーの魅力】
①様々な業種の方と知り合える
②奉仕活動参加で感動を得られる
③年齢、立場に関係なく生涯の友を得られる

【クラブを元気にするには、クラブビジョンの作成が必要】
①5年後、10年後クラブはどうなりたいか
②RCの魅力を再確認
③入会年次の浅いメンバーの活用
・奉仕プログラム委員会の馬越裕子副委員長が司会で、活性化のパネルディスカッションを行った。
(例:楽しいロータリー、退会防止の目的で同好会を薦める。趣味で繋がる⇒交流が深まり、信頼関係が生まれる⇒クラブに定着⇒奉仕へ広がる)
・日本橋RCは19の同好会がある。①ゴルフ、②カラオケ、③歌舞伎、④邦楽、⑤カメラ、⑥陶芸、⑦スキー、⑧囲碁、⑨辛い物を食べる、⑩コーラス、⑪ベトナム、⑫オーデイオ、⑬中国文化研究会 など

【世界の仲間】
・ジョンFケネディ、ウィンストンチャーチル、フランクリン・ルーズベルト、トーマス・エジソン、ウォルトデズニー、カーネルサンダース、松下幸之助
・ロータリーの説明をするとき大切なことは、人の心を動かし、行動を促すストーリーテリング。

(2)8月3日、御茶ノ水ソラシティで第1回米山記念奨学セミナーが開催された。講演は第4代親善大使のカレン・ジュリア・ウォーター(日本とオーストラリアのハーフ)。名刺交換し、いつでも卓話を引き受けてくれます(茅ヶ崎在住)。

【米山記念奨学は寄付により成り立っている】
・今年度、地区の個人寄付平均目標は20,000円
・今期当クラブ:
 普通単価5,000円
 普通寄付220,000円
 特別寄付150,000円
 個人寄付平均8,604円(43名)
 合計 41,089,743円

(3)財団室NEWS9月号
 アフガニスタンへ、ジェットインジェクター(針のない注射)の導入でポリオワクチンへの信頼が強化されている。
【野生型ポリオウイルス症例数】
・2025年:51件(パキスタン31件、アフガニスタン21件)
・2026年1月1日~8月24日:22件(パキスタン3件、アフガニスタン19件)

委員会報告

出席報告:伊東副委員長

会員数:38名 免除:1名 メーキャップ済:4名 欠席:6名 出席率:84.21%

ニコニコボックス:大出委員長

【池田会長・奈須幹事】今年度のクラブ協議会では、年会費の話、増強の話を進めております。本日のクラブ協議会では、魅力あるクラブにする為にという題で、60周年式典でもプレゼンをしていただきました、萩原パスト会長に卓話をお願いいたしました。今年度は皆のためになるかどうかをスローガンに掲げております。一つ一つ全会員で意識を高めていき、皆様が楽しめて有意義な、そして魅力あるクラブになるよう意見交換を積み重ねてまいりましょう!!本日もよろしくお願いいたします。【大出会員】先週はニコニコ発表失礼しました。新たな気持ちで臨みます。

ニコニコ大賞:井口会員

記念ニコニコ:(写真左より)大出委員長、井澤会員、池田会長、中村会員、吉野会員

クラブ協議会

司会:奈須幹事

持続可能なクラブ運営を目指して:萩原直前会長

 皆さん、こんにちは。本日はクラブ協議会のお時間をいただき、ありがとうございます。
 創立60周年記念式典の際にもプレゼンテーションを行いましたが、あの時は外部のお客様向けの内容が中心でした。そのため本日は、当クラブの会員の皆様に向けて、少し内容を噛み砕きながら当クラブの現状と課題についてお話しさせていただきます。
 私たちが直面している問題を共有し、10年・20年先のクラブ運営を見据えて、これからの方向性を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

1.クラブが抱える課題とクラブ価値の向上
 いま私たちが真剣に向き合わなければならない大きな課題は、「年会費の値上げ・増額」と「会員増強」の2つです。
 これは「どちらが先か」という順番の問題ではなく、両方を同時に進めていかなければならない重要な課題です。そして、この2つを推進する上で最も根幹となるのが、「クラブの価値アップ(ブランディング)」です。
 もしクラブの価値が上がらないまま年会費だけが上がり、会員数も増えなければ、クラブとして衰退していってしまうという強い危機感を持っています。だからこそ、会員増強と同時にクラブ自体の価値を高めていく必要があります。

2.選ばれるクラブづくりと、入口の壁
 当クラブは非常に素晴らしい魅力を持っているにもかかわらず、「発信力が弱い」「価値が外からはっきり見えない」という課題があります。
 さらに、入会における「出口の見えない入口」が大きな心理的障害になっています。「一度入会したら終わりがなく辞められない」「入会するとすぐに要職に就かされて大変になる」「子どもの受験や親の介護があるからまだ早い」といった理由から、入会候補者に逃げられてしまっているのが現状です。
 これを打破するために、以下の改革を提案します。
・対象者の明確化と職業分類の再確認
 「誰でもいいから入ってほしい」ではなく、「当クラブにこの職業分類がいないから、あなたに入ってほしい」と明確に伝える誘い方が大切です。当クラブの職業分類を再確認し、1業種1人制度なども検討しながら、誘われた方が特別感と価値を感じられるアプローチを行いましょう。
・再入会文化の構築
 仕事や家庭の環境変化で活動が厳しくなった時は、「必要なら一度退会し、環境が整ったらまた戻ってくればいい」と思える選択肢を用意することが重要です。退会=永遠の決別ではなく、一生涯のロータリアンマインドを持ちながら柔軟に出入りできる風土を作れば、若い世代も安心して入会できます。

3.退会防止策と例会の質向上
 新入会員の獲得だけでなく、退会防止と満足度の向上も不可欠です。
・生涯会員制度(シニア会員制度)の確立
 長年クラブに貢献されたベテラン会員(役員・理事経験者や高額寄付者など)に対し、人頭分担金等を賄える範囲に年会費を抑え、出席義務を免除(参加時はメーキャップ対応)して残っていただける会員制度を提案します。
・例会開催数と出席義務の見直し
 費用負担を抑えるため例会回数を月2回程度に調整し、その分点鍾を12時にして卓話や交流時間を1時間に延ばすといった見直しも一案です。昼の時間をより有意義で楽しい交流の場にし、例会そのものの価値を高めていきましょう。
また、海外のグアムRCやタイのバックビーチRC、国内の茅ヶ崎のクラブのように、年会費を低く抑えつつ事業ごとに資金を集めたり、自分たちの納得感を持って活動を展開している柔軟なクラブ運営の事例もあります。決まったルールに縛られ過ぎず、当クラブに合った柔軟なやり方を模索すべきです。

4.会長・役員の個人負担の見直し
 役員や会長にかかる過度な個人負担の見直しも急務です。
 毎回義務のようになっているニコニコボックスの慣習や、会長就任時のベネファクター寄付(1,000ドル)などの負担が、若手会員が会長職を引き受けることをためらう一因になっています。
 例えば、海外のパラオロータリークラブで行われている「新しいベネファクターのカタチ(100マスくじ引き方式)」のようなアイデアを取り入れてみてはどうでしょうか。
 例会で1マス10ドル(全100マス)を自由に購入してもらい、完売した時点で抽選を行い、当選した会員の名前でクラブからベネファクター寄付を実施する仕組みです。ゲーム感覚を楽しみながら、特定個人の負担を軽減して寄付を行うことができます。

 これからは「誰もが入れるクラブ」ではなく、「誰もが入りたいと思える魅力あるクラブ」へと全員で変えていかなければなりません。
 60年の歴史と良き伝統を守りつつも、時代に合わせて変えるべきところは変え、会員全員が楽しめ、価値を感じられる東京国分寺ロータリークラブを共に作っていきましょう。
 ご清聴ありがとうございました。